日本の鎧兜 ~名将の甲冑全74領 (別冊宝島 2185)

日本の鎧兜 ~名将の甲冑全74領 (別冊宝島 2185) の詳細

最初私が鎧に興味を持ったのは、後三年合戦絵巻と言う重要文化財の絵画をみて野心が起りました。なんとか日本的な鎧の絵を生かした絵画を書きたいなと思いました。その後、鎧が組紐で出来ているものである事を知って組紐講座で作ってみたりもしました。鎧は小札(こざね)と呼ばれる鉄の小さな板これは厚さは2mm〜3mm長さはおよそ７'pと縅(おどし)と呼ばれる組紐で出来ています。有名な織田信長公着用の南蛮鎧なんて聞いた事有りませんかしかし美術的に絵など書いた時見栄えが良い物は大鎧と呼ばれるものが前田画伯などが描かれています。例えばこの大鎧の胸を見ていただくと左(心臓の部分の守りは鳩尾※きゅうび)と言う板と右は栴檀と言う板は普通右利きが多いので腕を自由に動かすために柔らかな構造になっております。またところどころに鎧を飾る化粧板を施し下半身の防御のための草摺り、大鎧は前後左右に４枚また後姿には総角(あげまき)と呼ばれる背中の飾り結び頭にかぶる兜は丁度耳の前あたりには吹き返しと呼ばれるものが有り今で言うヘメメットり部分には鋲が打ってあるとして見どころが多いのであります。この日本の大鎧は、名将が着用したものが多く、前半は大鎧が多く紹介されております。例えば大山祇神社に奉納された源頼朝公の紫綾縅鎧(むらさきあやおどしよろい)麻の上に綾を重ねいます。今は茶色になってしまっていますがその手間は普通一つ３年かかると言われておりますが倍はかかる手間をかけた物が紹介されております。ここには有りませんが頼朝公の御舎弟源義経公の八艘飛びの鎧なども所有されているそうですが残念なことにこの本では紹介されておりません大山祇神社には多数の素晴らしい鎧が有り一度行きたいのですが遠くて行けませんそれどころか平清盛公など名だたる名将や歴史的遺品が数多く紹介されていて皆カラー写真丁寧な解説で本屋でどうしょうかななんて思っていいやアマゾンでこうにゅうしちゃえて買いました。推奨致します。追伸14/6/8日12:15頃クロネコの方がこの本を持ってきてくれました。早速見ると21ページに源義経公着用の八艘飛びの鎧として紹介されておりました。申し訳ございません。さらに申し上げますとこの鎧は栴檀と呼ばれる右の動きが自由になる防御の板の上に扇の金工細工、左の防御の鳩尾版にも扇の金工が施されていてさらに草釣りと呼ばれる普通は四枚の腰の防御の板が写真では解りにくいのですが6〜8枚になっていると思われます。義経公が八艘を飛んだと言われるだけあって如何にも機動性が優れた工夫になっております。昔図書館かなんかで調べた受け売りすみません。